カナ ダ人が将来 住みたい憧れの町 ケロウナで・・・
疲れた心を癒しませんか・・・
これから先の人生に必要なヒントとエネルギーが必ず得られるはずです


  

  

  



我が家の愛犬ケンケンの想い出



 ケンケン写真集


私たち夫婦には、白い愛犬がいます。
いました・・・ ついさっきまで・・・

14年間、ずっと一緒に暮らしてきました。
同じ飛行機に乗って、一緒にカナダに移住してきた愛犬です。
ケンケンと言います。

14年間、生きてくれました。


飼い主に愛された犬はたくさんいると思います。
ケンケンもそうでした。

でも、ケンケンほど、たくさんの人たちに出逢うことができた犬はいないと思います。
そして、たくさんの出逢った人たちから可愛がられていました。
こんなに、たくさんの人たちから愛された犬は、ケンケンだけだと思います。


ケンケンを可愛がって下さった皆様へ

きっと、ケンケンは
「ボクのこと、忘れないでよー」 と思っているはずです。

だから、私たちはケンケンの今までを、みなさんにご紹介したいと思います。


カナダ時間1月7日午後9時
ケンケンは永眠しました。
私と妻が、最後を看取りました。

最後の別れを、一緒に過ごせたことは、私たちにとって最高の幸せだったと思います。
ケンケンもそうだったはずです。

私と妻、4本の手、20本の指で、
ずっとケンケンの体をさすり続けました。


もともと胃腸が弱く、5年くらい前から嘔吐することがありました。
医者の診断で、腹部に腫瘍があることが分かりました。
でも、体調管理を整えれば長生きできるということを知り、
妻は食事や散歩に気を遣いつづけてくれました。

私はしょっちゅう日本に行きますが、妻は一度も日本に戻っていません。
ただの1日でもケンケンと離れるくらいなら、日本に帰らない!という言葉通り、
妻は今日の今日まで一度も日本に戻っていませんでした。

妻の献身的な支えで、たまに元気が無い時があったものの、
年齢以上に元気でした。

元気でした・・・

12月中旬(まだ1ヶ月前です・・・)、いつものように散歩をしている時も、
ぐいぐいと凄い力で引っ張っていくんです。
食欲も旺盛で元気、元気。


そのケンケンが、具合が急に悪くなり始めたのは、クリスマス頃でした。
食欲がだんだんと細り、嘔吐の回数が多くなりました。

ケンケンは、すごく回りに気を遣う性格です。
嘔吐をするとき、床を汚してはダメだと思うんでしょうね・・・
具合悪そうに玄関まで行って、玄関のタイルの上で吐いていました。
その方が、掃除で迷惑がかからないから・・・ と。
いつも嘔吐の後、すまなそうな顔をして私たちを見るんです・・・

どんどん症状が悪くなるので、病院に連れて行きました。
末期の癌だと言われました。
私も妻も腫瘍があることは、とっくに知っていました。

でも、まだまだ元気!
14歳、15歳、16歳、17歳・・・って、長生きしてもらえると信じていました。

ほんとに元気だったんです・・・ つい一ヶ月前までは、すごく元気だったのに・・・


1月7日。
自力歩行も困難な状態が続いていたので、抱きかかえてエレベーターに乗り、
外に連れ出しました。
ケンケンは散歩が大好きですから。

でも、もう歩けませんでした・・・

歩道の横の芝生の上で、立っているのが精一杯という感じでした。
オシッコはしました。

でも、3日前までは、お水だけはたくさん飲んでくれていたのに、
今日はお水も飲まなくなってしまいました。

午後3時から、ケンケンの苦しい状態が続きました。
表情が見るからに昏睡状態なのです。
目を見開いたまま、瞬きをしてくれません・・・

午後6時。
激しい痙攣が起こりました。
もう、ダメなのか・・・

そう覚悟したとき、ケンケンが水のようなウンコを排泄しました。
消化器官がもう働いていなかったのでしょう。
ウンコらしいウンコは、もう10日以上もしていませんでした。

ウンコを排泄した直後、ケンケンが元気になりました!
きっと、腸内の異物を排泄したので、これで楽になれると思いました。

ケンケンがいつもの表情に戻りました!
瞬きをします!

ぱち、ぱち、ぱち、と、だんだん瞬きの回数が増えていきました。

「もうこれで大丈夫!」

私と妻は、ケンケンの体をできるだけ優しく摩りつづけました。
ケンケンの表情は穏やかでした。

「元気になれるよ!ケンケン!」
「早く元気になって、またたくさん散歩しよう!」
「美味しいものを食べよう!」

ケンケンは嬉しそうでした。

でも、穏やかなケンケンの表情は、30分後に再び苦しそうな顔になってしまいました。


午後9時。
「くぅーん」
「くぅーん」
「くぅーん」

と、息遣いが荒くなって、苦しい表情が続き・・・

そして、ケンケンは息を引き取りました。


ありがとうね、ケンケン・・・
ごめんね、ケンケン・・・
もっとたくさん、いろいろなところへ連れて行ってあげれば良かった・・・
もっと早く、お腹の痛みを分かってあげれば良かった・・・

ごめんね、ケンケン・・・・・・・・・・


ケンケンは、今、一番好きだった毛布にくるまっています。
私の後のいつもの場所で。

普通に寝ているようです。
穏やかな良い顔をしてます。

今まで本当にありがとうね、ケンケン!


2011年1月7日 バンクーバーの自宅にて






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