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◆ 我が家の愛犬ケンケンの想い出



この写真は、2003年1月、雪の丘の上で撮影しました。

ここは、ケロウナ市のダウンタウンから北に広がる
ノックスマウンテン州立公園です。

ちょうど、雪が降った後、ケンケンを連れて散歩に行った時の写真です。
写真は、2003年1月のものなので、ちょうど8年前です。

この冬は、よくこの公園に散歩に出かけました。
避妊手術の後、ケンケンが太り気味になってしまったので、
ダイエットしなければなあ、と考えていました。

しかし、ケロウナの夏は直射日光がきついので、ケンケンはなかなか
歩いてくれませんでした。

その替わり、冬になると元気に駆け回るのですが、
特に雪の上を走り回ることが大好きでした。

冬の間に、ダイエットを兼ねて、雪の上を走らせていた頃を、
つい昨日のように思い出します。

ケンケンが生まれ育った長野の雪と違って、
ケロウナの雪は、ふかふかのパウダースノーです。

ケンケンが走り出すと、粉雪が舞います。
空中に舞い上がった粉雪が、冬の太陽光線を受けて
キラキラと小さな輝きを、いくつも作り出していました。

ひとしきり雪の上を走り終えて、満足したケンケンが
丘の突端に向かっていきました。
そこから先は崖です。

「ケンケーン! それ以上行ったらダメだよー」

と叫んだときに、振り向いたケンケンを撮影しました。

犬は方向感覚に優れています。
特に和犬の感覚は洋犬を凌ぐといわれています。

ケンケンは、自分の家の方向が分かっていたので、
高台になっている丘の突端から、家を確認したかったのでしょう。

私たちがケンケンを呼ぶと、再び全速力で駆け戻ってきました。

「もう満足したよ! 早くお家に帰ろうよ!」

ケンケンは、私たちにそう言うと、とっとと雪の坂道を下っていきました。

それにしても、この写真を撮影したときのことは、
今でもよく覚えていますが、日付を見たら・・・ 8年前なんですね・・・

ケンケンがいてくれて、普通に幸せだった日常というのは、
過ぎ去ってみると、一瞬のことだったように感じられます。




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